人生を謳歌できる、生きる喜びに満ちた社会を作りたい。
希望に満ちた世界を子どもたちに繋げたい。
私たちの想いは、ただただそこに尽きます。
近年、「競争から共創の時代へ」とよく謳われます。多くの人が、競争をベースとするシステムや価値観の限界に気づき、行動を起こし始めているからこそでしょう。
あらゆるもの、人さえもコストとしてお金に換算される経済システム。
勝ち抜かなければ生き残れないというプレッシャーに常にさらされる生き方。
そんな未来を子どもたちに残したいでしょうか?
私たちが長年培ってきた体験デザインやコミュニケーションデザインの知見は、そのような歪みを乗り越え、持続可能な社会を作っていく上で、大きな役割を担うことができると信じています。そして、私たちデザインのプロフェッショナルが成すべきこと、それは競争に勝つ仕組みを考えることではなく、人々を幸せする価値が持続的に循環する仕組みをデザインすることです。
今を生きる私たちと将来世代が、豊かな人生を歩むために。
未来を紡ぐ子どもたちの笑顔のために。
その想いで繋がる人々とともに、想像し、考え、実行していく。
それこそが私たちhinataの使命であると考えています。
繋げたい未来のために
大切にしたい価値と
社会課題
今を生きる私たちと、
未来を紡ぐ子どもたちが
人生を謳歌できる共生社会のために
地域活性化
私たちは、日本の将来にとって、地方が活力を持つことはとても重要なことだと考えています。それは、これからの社会システムのあり方、持続可能で幸福度の高い暮らしを模索・実践していく上で、地方にこそ大きな可能性があると考えているからです。
地方には、人のつながり、自然、文化、生産力など、その地域独自の資源がたくさんあります。その地域資源を守り、活かし、増やしながら、それが循環するコミュニティを作ることが、本当の地域活性化とそこで暮らす人々の幸せに繋がるのだと思います。
例えば、地域経済の活性化。それを従来の資本主義的な思考のまま、お金を得る(勝ち組になる)ことと捉えれば、必ず勝者と敗者が生まれます。東京と地方で格差があるように、地域間の格差を助長することになってしまいます。それでは、根本的な解決になりません。
例えば、地域人口の増加。目指す地域像なしに経済規模を大きくすることを目的とするならば、もともとその地域が守ってきた文化や自然環境を破壊することに繋がりかねません。本当に大切なのは、数字上の人口増大ではなく、繋がり多さ、強さ、多様さです。
競争をベースとする仕組みや価値観から、すべての地域や人が共に生きる循環型システムへの転換に向けて。
「価値を循環させる仕組みをどうデザインするか」という視点を持って、今とこれからを生きる人々の幸せに寄与したいと考えています。
私たちは、
・事業を維持発展して、その価値を後世に残したい
・地域資源(自然、農産物、文化、産業など)を守りたい、有効に活用したい
・関係人口を増やし、地域コミュニティの地力を底上げしたい
・地域の社会課題を解決したい
など、地域の未来に繋がるプロジェクトを応援します。
教育・子育て
より良い未来を作る上で、子育て・教育ほど大切なものはありません。
今の社会に感じる違和感について、なぜそうなっているのかを想像してみれば、その問題の本質と自身が受けてきた教育、伝えられてきた価値観とが繋がっていることに気づくと思います。言い換えれば、今の子どもたちが今後どのような社会を作っていくのか、どんな人生を送るのかは、私たちの子育て、教育にかかっているのです。それは私たち大人にとって、何よりも大切な仕事です。
一方で、ここ日本では、教育や子育てに関する社会課題の解決は、常に後回しにされ続けています。
例えば保育。現状の制度では、両親が「仕事」をしていることを証明しなければ、認可保育園は子どもを預かることができません。そして、ここで言う「働く」とは、経済活動を意味します。しかし、子育ては何よりも大切な「仕事」なはずです。お金を稼ぐ活動をしているかとは関係なく、すべての子育てをする人を支え、助け合うという思想、仕組みこそ必要なのではないでしょうか?
日本の教育は、「アクセルではなくブレーキの踏み方を教えている」とも言われます。しかし、未来を担う子どもたちにとって必要なのは、常識や既存のルールの中にいかに収まるかではなく、自由に発想し、多様性を受け入れ、深く思考し、建設的に語り合う術を身につけることではないでしょうか? また、大いに遊び、世界との関わりを学ぶべき大切な時間を、受験という競争のために費やしてよいのでしょうか?
私たちは、子どもたちの未来と、子育てをするすべての人たちのために、教育と子育ての分野にコミットしたいと思っています。
食と健康
食べることは、言うまでもなく生きることの基本です。食の喜びは、人生を豊かにしてくれます。食を守ることは、私たちが共に暮らしている共同体を守り、将来世代を守ることに繋がります。それが、私たちが食と健康に貢献したい理由です。
一方で、農業であれば、食料自給率の低下、離農や担い手不足、海外農作物との競争など、様々な問題が存在しています。また、生産者との心理的距離が遠い都会暮らしにおいて、日々自分が食している食べ物=自然の恵みだと感じている人は、そう多くないように感じます。まるで工業製品のように消費されてしまっています。 その歪みや断絶は、私たちの心身の健康とも密接な関係があるように思えてなりません。
これらの解決には、コミュニティデザインの考え方がとても重要だと考えます。いかに競争思考から抜け出し、循環型のシステムを構築するのかという問題だからです。大規模な生産・流通から、小規模多拠点での生産、地域での消費という方向です。あるいは、地産地消ではなくとも、生産者と消費者がより密接に繋がる仕組みをデザインすることも、同じ方向のアプローチでしょう。
これらは問題解決に向けた方向性の例ですが、食の喜びや安全性、そしてその持続性にとって、「食べ物=自然の恵み」と実感できる"距離"のデザインは、一つの重要な要素ではないかと考えています。
自然との関わり
日本は、言うまでもなく海に囲まれた島国です。また、国土の67%は森林であり、とても恵まれた自然環境を有しています。
森林の内訳は、約4割は人工林で約5割が天然林。天然林には原生林も含まれますが、その多くは人の手が入った里山です。この里山こそ、私たち日本人にとって特に重要な存在であると私たちは考えています。それは、里山が暮らしの中で密接に関わって生きることのできる存在だからです。
しかし、雑木林や里山は、手入れされずに放置され、立ち入ることもままならない状態になっていることがとても多いのが現状です。もし、これらの森が適切に整備され、子どもたちが安心して遊べる森に変わったら、どんなに素晴らしいことでしょう。それは、とても豊かな経験を享受できる身近な場所になるはずです。
森林に限らず、もちろん海も川もですが、私たちは自然が持つ複雑性や連続性から、生きていく上でとても大切な知恵や感性、バランス感覚を学ぶことができます。特に、子どもたちにとってそれはとても重要です。自然との関わりを原体験の中に持つことは、後の人生に大きな影響を与え、力強くしなやかに生きていく力を与えてくれるはずです。
限りある資源の浪費を止めて後世に残していくことも、もちろん必要です。しかし、暮らしと共にある自然とどのように関わって生きていくのかは、いわゆる自然保護や、観光資源としての自然という文脈を超えて、より本質的な価値を持つものだと考えています。
私たちは、自然と暮らしの関係性をこれからの時代に合わせてデザイン・再構築することで、自然と共にある暮らしを次世代に繋げていくことを目指しています。
お仕事のご依頼に限らず、
私たちに興味を持って頂けましたら、
お気軽にお声がけください。
良い出会いがあることを楽しみにしております。